アメブロ初心者で何を発信したらいいのか分からない人には好きなことをやって、そのことについて発信していくことを勧めています。
好きなことって結局は自分らしさだと思います。同じやるなら、発信に自分らしさを出していくことで、「個」として際立っていき、力になって自分軸が育ったり、太くなっていく。
誰だって読まれるブロガーになりたいと思います。すると「好きだから」という理由よりも「売れそうだから」「人気がありそうだから」というマーケットを意識して発信しようとします。
それは、それで間違ってはいません。うまくいけば、面白くなるだろうし、いろんな気づきも得れます。
ただ、情報過多時代のブログ発信は、短期では成果はでません。最初から成功するなんて、うまい話はなくて、だれも読んではくれない文章をコツコツ書いていくことになります。
すると「何のためにやってるんだろう?」と嫌になってくるのです。多くの人が折角やり始めたことをやり切らず放り投げるのはこれが理由です。
主宰する実践型の起業コースを受講されたA子さん。スピリチャル系のサービスを売りたくて入塾されました。初回講座10分で「やっぱり起業辞めます!」と宣言。「え?だからあれほど、起業するなら覚悟が必要だと言ったのに、もう放り投げるのか?」と驚きと共にあきれ果てました。
理由を聞いてみると、自分を棚卸してみて「ほんとうに好きなことは別にあることが分かった。」「私が夢中になってやれることは○○です。」人のために何かをすることより、まず自分のために何かをしたいと。「私はブログで○○をやります!」と宣言。ほんとうにやりたいことを封印していた理由は、自分だけで楽しんでいたレベルのことで情報発信していいんだろうか?「こんな私が」という、自分に許可が出ていなかったからだと思います。
何かをやりたいと思う気持ちで講座に申し込んだものの、本当の自分にはブレーキをかけていた状態。それが自分と向き合い、自分を見つめる作業で、自分にかけていたブレーキがポンと外れたのだと思います。
初回講座10分間でやったことは、起業理由のアウトプットのワーク。きっと何も書けなかったんでしょう。起業を辞める宣言した彼女はとても清々しい笑顔。そして新たな決意表明でした。A子さんは自分の好きなことをして、それをブログに書いていくことになりました。
人の潜在意識の中には「承認欲求」があります。誰かに認められ満たされたいという欲。ブログ発信はその欲求を満たしてくれるツールです。だから読まれるようになれば嬉しいし、やりがいも出てきます。逆になんの反応もなければ、否定されたような気分になり、やる意味を見出せなくなるのです。
A子さんの場合も同様にだったのですが、好きなことやっているから「まぁいいかぁ」というめちゃくちゃフラットな状態をキープ。そうなるとエネルギーが枯渇することなく頑張りが続きます。結果、コンテンツがだんだん積みあがってきて一つの形ができました。自分の好きなことをやっていると、認められるかどうか以前に「楽しい」という感情が湧きおこります。すると結果より過程に価値を感じるようになります。成果よりも自分の内面への成長に気づくはすです。
逆に、自分に合わない、自分じゃないことをいくら時間をかけて頑張っても「がんばっている感」はあるんだけれど、上手くいかないでしょう。
実は昨年、発信方法を増やそうとして「動画コンテンツ」にチャレンジしました。ライティングスキルは、アウトプットするほど上手になってきます。動画も撮れば撮るほど上達するでしょう。
でも、やっていてぜんぜん面白くはないし、専門家についてアドバイスも貰って作ってはみましたが気に入らない。「いいよ!」と褒めていただいても、納得いかないのです。全く自分らしさを感じられませんでした。
めちゃくちゃ頑張っているので充実感はあるのですが、だんだん自分を否定してしまうように。これでは、楽しいどころか苦行になっている。
それで、きっぱりやめることに。諦めたのではなく、自分に合っていないと判断しました。
周りがやっているからといって、自分がやって楽しいかどうかはやってみないとわかりませんが、他に「好きなこと」があるのに、それを伸ばさずに別なことをやるほうが、非効率です。
発信は自己表現です。それが上手くいくかどうかは
○自分で考えて自分の価値観で発信している人
✖周りの価値観に自分を合わせて発信している人
○人と違ってもいいんだと思える人
✖枠に自分を当てはめその中で留まろうとする人
つまりは、自分軸で生きているのか他人軸で生きているのかの違いではないかと思います。ひとり、ひとりは違うから個性であり、それを生かしすことで「個」が際立ってくる、それが魅力になり力を備えていく。好きなこと存分にやってみよう!それを発信しよう!